中古自動車査定士
中古自動車査定士とは、一般ユーザーの方が自分の車を売りたい時に、中古自動車査定制度に基づいて、適正な中古車の査定を行うための技能を認定する資格の事をいいます。
お客様が持ち込んだ中古車の傷、使用年数、走行距離などから適正に判断し、買取や下取り価格の査定をするのが仕事です。中古車販売会社、ディーラー、リース・レンタル会社に勤務する場合、この資格をとっておけば大変役に立つでしょう。
中古自動車査定士の種類
中古自動車査定士には、小型車査定士と大型車査定士の2種類があります。
小型車査定士 |
乗用車、商用車及び最大積載量4t未満の貨物車の査定を行うことができます。 |
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大型車査定士 |
上記以外の大型貨物車、バス等の査定を行うことができます。 |
受験資格
技能検定は、次の資格がなければ受験できません。
その1:自動車運転免許保有
◎小型車査定士受験者…普通運転免許以上
◎大型車査定士受験者…大型第1種運転免許以上
その2:自動車の販売もしくは整備等の経験半年以上
その3:協会所定の講習を修了(3日間)
中古自動車査定士の合格率
この試験を受けるには、自動車の販売もしくは整備の経験が半年以上必要となります。
その期間にどれだけ中古車を扱ったかで合格率は変わりますが、試験自体はそんなに難しくないようです。大体85%が合格するというデータがあります。
今後の展望
最近の統計によれば、中古車販売台数は年間370万台に登っています。新車の販売台数は、2013年のデータによると537万5513台ですから、中古車のニーズはまだまだ多い様です。
現在、中古自動車査定士による査定制度にのっとって査定をする、中古車販売会社、ディーラー、レンタル会社は全国で約9,000社あると言われています。中古自動車査定士は経験さえつめば学歴不問、男女関係なく受けられます。この資格を取得すれば、キャリアと年収UPにも繋がります。
中古自動車査定士のニーズは、今後ますます増え続けると言って良いでしょう。