板金職人になるには
自動車の外装のボディが凹んだり、壊れたりしたときにそれを修復したり、元通りにするには自動車板金職人の力が必要になります。
自動車関連の板金職人は多くの場合、事故車の修復が主な目的となることが多く、板金職人の腕の見せ所は、悪い部分をいかに直すかというところに収れんされるでしょう。
板金は、当て板やハンマーで直すことが多く、熟練工の感覚や経験がものを言う世界でもあるため、長い経験やキャリアのある板金職人でなければできない仕事というものがたくさんあります。
板金は車のエクステリアに大きく関わる仕事です。
例えば車の内部に性能面で問題のない変形があったとしても、自動車のオーナーにとってそれほど重要な問題になることはありません。
しかし愛車のボディが凹んだり、あきらかな変形をきたしてしまうと持ち主にとって精神的ダメージはとてもわかりやすいものとなります。
そもそも安いものではないですし、今まで大切にしていた愛車の傷が目立つようになると気分が悪くなるのは当然です。
車は自分を表現するためのツールなので、いつでもキレイな状態に保っておきたいものです。
板金職人にはやはり感覚と経験を頼りにフレームを曲げたり、アーチを形づくったりするため、それなりに美的感覚を養うことが必要です。
板金の技術、特に事故車などの修理には、機械に頼らず職人の腕と感覚だけを頼りに直していくので場数と経験が重要になります。
自動車板金工場や自動車整備工場、または大手自動車ディーラーの板金部門、自動車製造工場などで活躍する板金職人ですが、それぞれの就職先で扱う車種や仕事によってさまざまな違いがあります。
自動車専門学校などで技術や知識を学び、自分がやりたいと思う板金を行う就職先を見つけたいですね。