昔も今も日本の自動車技術が世界の自動車産業を牽引していくでしょう。

グローバル化に向けた日本の自動車業界の今後

MENU

新しい自動車の時代到来

 

日本有数の産業、自動車メーカーの屋台骨がゆらぎ始めています。グローバル経済と国内の先端技術の結晶である新時代の車は、日本の経済にどのように影響を及ぼすのでしょうか。

 

 

新しい自動車の時代

今後の自動車業界の最重要課題は「資源やエネルギーをどのように持続させるか」という事でしょう。フランスやドイツでは、トラックやバスの約9割が今だディーゼルです。
近年のアメリカでは、大規模なシェールガス開発が進んでおり、まだまだアメリカではエンジン車が主流となるでしょう。しかし、2050年には92億人に達するという社会環境やエネルギーの変化に伴い、自動車に関連するあらゆる材料も大きく変化するはずです。

 

電気自動車

日本が開発に尽力を傾けているハイブリッド車電気自動車(EV)をいかにグローバル経済に反映させていくかが、今後の日本の課題と言えます。
そして注目したいのが、自動車のエンジンがモーターに変わる事で、自動車の材料も変わってくる事です。
今注目されている材料がCFRP(炭素繊維複合材料)です。
CFRPは鉄の約10倍の強度がありながら重さは鉄のおよそ5分の1
金属より加工しやすく、世界市場の中で日本がトップのシェアを誇っています。
これらの材料と、小型な電動モビリティーを組み合わせれば、自動車ロボットなど、エンターテインメント性の高い新しい乗り物も誕生するはずです。

 

 

 

大量販売とサービス産業へ

車内にワイヤレスのブロードバンド接続が可能になる事で、車は走るだけでなく、内部で大きな付加価値を生み出すモノへと変わり始めます。自動車は人や物を運ぶ以外にも、サービスの提供という新たなビジネスチャンスを作りだすでしょう。
2009年、「新車販売台数」で中国が世界1位になりました。今まで全世界人口の15%に当たる先進国でのみ消費されてきた自動車が、今後中国、インドといった人口の多い国へ大量消費される時代が始まります。

 

安くて高品質な自動車と、環境に優しく、クラウドサービスまで充実したエコカーと、自動車産業の進む道は今後も発展を遂げそうです。そして、昔も今も日本の自動車技術が世界の自動車産業を牽引していくのは間違いないでしょう。