カスタムメカニックになるには
カスタムメカニックとは、車の外装や機能を拡張される(カスタムする)技術者のことです。
単に事故をした車や故障した車を元通りに直す自動車整備士とは違い、世界に1台しかないカスタムカーをプロデュースするカスタムメカニックは、デザイン性やクリエイティブな思考が求められる仕事といえるでしょう。
どんな時代でもカスタムカーの需要というものは一定程度あり、自動車メーカーから送り出されるパッケージングされた新車だけでは満足できず世界に1台しかないオリジナル性の高いレア車を求めるユーザーは少なくありません。
例えばエンジンのチューニングや外装やフレームの板金や塗装などにも幅広い知識が必要で、部品やパーツに関する知識は非常に高いモノが要求されます。
また車体に敢えて穴を開けたり、溶接して車の構造を変えるのはとても冒険的な仕事で、やりがいは強い仕事だといえるでしょう。
自分がカスタマイズした車が、性能や機能を上げたり、ドレスアップして生まれ変わると「やってて良かった。」と実感することができるでしょう。
そしてオーナーのイメージや要望をヒアリングして、その希望を具現化する確かな技術が必要です。
具体的に必要な資格は、自動車整備士の資格が必要であるといわれています。
そして自動車の改造やドレスアップなどを行うカスタムショップなどで働きながら経験や技術を学ぶのがカスタムメカニックとして1人前になるための常道です。
また、カスタム技術を専門に学べる専門学校もたくさん存在しており、カスタムメカニックになるためには、車の基本的な構造やエンジンの知識、部品やパーツの知識を理解して、製作や加工の実習から技術を習得することができます。
また、在学中にカスタムショップなどに実習に行けるインターンシップ制度もあり、就職先にインターンで働きながら体験することができます。
学内と外部で幅広くカスタムメカニックになるための知識と技術を習得することができるのです。